戊辰戦争に敗れて極度に困窮していた長岡藩に、三根山藩から見舞いとして百俵の米を贈ったところ、食べ物に事欠いていた藩士たちはこれで一息つけると喜んだのですが、長岡藩の大参事であった小林虎三郎は、米百俵を売却して文武両道に必要な学校の資金に注ぎ込んだという話です。
これで長岡藩の「国漢学校」が拡充整備されて近代教育の礎が築かれ、ここから新生日本を担う多くの人物が輩出されました。
次代の社会を担う子どもの健やかな育ちを支援するために、中学校修了前までの子どもについて、平成23年度分の子ども手当を支給する等の所要の措置を講ずる。
(以下略)
一昨年夏の総選挙では、国税である所得税の扶養控除と配偶者控除を廃止して財源を確保することとされ、地方負担には一切触れられていない。その後、平成21年10月当時の内閣総理大臣は、「地方に負担させることはない。」「選挙のときは国費で賄う思いであった。」と発言している。また、平成21年12月当時の総務大臣も「全額国庫負担」との立場を維持していたが、実施の直前になって方針が転換されたものである。
憲法では、地方自治体が国の支配から離れて、自らの責任において自主的に事務を処理するという「団体自治」の観点から、自治行政権や自治財政権といった自治権を保障している。
一方的に地方負担を課すことは、この自治権を侵害しかねない行為である。
また、国が新たな事務を行わせる時に財源措置を行うことを定める地方財政法の規定に違反する疑いがある。
「代表なくして課税なし」は、民主主義の基本理念であり、政策形成に全く参加していない地方自治体への負担の押付けは決して許されない。自らの地域のことは自らの意思で決定し、その財源・権限と責任も自らが持つという地域主権型社会の実現をめざす「地方分権改革」が進められているが、こうした政府の中央集権的な対応はこの地方分権改革に反する。
厚生労働省が行った調査では、約42%の回答者が子どもの将来のための貯蓄・保険料に使い、約26%が使途を子どものために限定利用できないなど、子どものための消費に回していないケースも多いのが実情。
県では、平成23年度に市町村と共に地域の実情を踏まえた将来につながる「新たな子育て支援施策」を展開します。
~乳幼児から高校生までの子育て施策を政策パッケージとして一体的に展開~
市町村がそれぞれの地域のニーズにあった幅広い子ども施策を展開するにあたって、市町村が使いやすく、かつ施策効果を発揮しやすい子育て支援のための交付金を創設し、市町村に交付します。
県の役割である私立幼稚園、特別支援学校、全県で展開する高校段階での子育て支援施策を充実します。
総額 25億1.681万円
(平成23年度当初予算案)
| 平成21年 | 11月17日 | 関東地方知事会「子ども手当に関する緊急アピール」 |
|---|---|---|
| 12月 8日 | 「子ども手当の地方負担に対する抗議文」手交(知事→内閣官房長官) | |
| 12月11日 | 7府県知事連名の要請文手交(知事→財務省、厚生労働省政務官) | |
| 12月24日 | 知事アピール「子ども手当の地方負担についての抗議声明」 | |
| 平成22年 | 2月26日 | 県に「国の政策と自治行財政権に係る検討会議」を設置し検討開始 |
| 5月13日 | 九都県市首脳会議「子ども手当の地方負担について」を決議 | |
| 5月21日 | 国の政策と自治行財政権に係る検討会議報告書受領(検討会議→知事) | |
| 5月25日 | 関東地方知事会「子ども手当の地方負担について」を決議 | |
| 10月20日 | 関東地方知事会「平成23年度以降の子ども手当の制度について」を決議 | |
| 11月2日 | 県地方分権改革推進会議「子ども手当についての緊急要請」を決議 | |
| 11月15日 | 九都県市首脳会議「子ども手当の地方負担に関する決議」を決議 | |
| 11月17日 | 知事の他自治体長あてのアピール「地方は国の奴隷ではない」を全国自治体に送付 | |
| 12月10日 | 知事アピール「子育て支援 神奈川方式について」を発表 | |
| 12月10日 | 地方財政法に基づく意見書提出(県→(内閣)→国会) | |
| 12月20日 | 5大臣合意(平成23年度の子ども手当の額、地方負担等について合意) | |
| 12月21日 | 緊急市町村幹部職員会議開催 (「新たな子育て支援施策(子育て支援 神奈川方式)」の方針説明) |
|
| 12月24日 | 平成23年度政府予算案閣議決定 | |
| 12月24日 | 町村長会「「子ども手当」の地方負担に関する緊急決議」 | |
| 平成23年 | 1月5日 | 町村長会「「子ども手当」の全額国庫負担を引き続き求める声明」 |
| 1月5日 | 知事年頭会見「新たな子育て支援施策(子育て支援 神奈川方式)」公表 | |
| 1月17日 | 市長会「「子ども手当」の地方負担に関する緊急声明」 | |
| 2月8日 | 平成23年度当初予算案として「新たな子育て支援施策(子育て支援 神奈川方式)」を発表 |
(神奈川県政策局作成)