3月11日午後2時46分、東北地方太平洋沖地震という悲劇。
大切な命を失った方々のご冥福をお祈りいたします。そして、避難所で寒さと不安な時を過ごされる被災者の皆様のことを思うと胸が裂ける思いです。
このような国家的な危機状況に置かれた今、国と自治体は、何を最優先にすべきでしょうか。それは、〝いのち〟です。人命救助に最善を尽くすことです。最後の一人まで助け出すことです。その次に、被災者の方々がもとの「くらし」に早く戻れるようにすることです。
1995年の阪神淡路大震災の時、このようなことがありました。火災・建物の崩壊等によって多くの方が亡くなり、負傷されました。この状況下で重要な役割を担うのが「ヘリ」ですが、当時、ヘリは負傷者の搬送というより、生活品を運ぶことに使用され、緊急な生命を助けることができなかったこともありました。当時の政府の危機状況において最優先しなければならない〝いのち〟に対する価値観のズレが悲劇を大きくしたと言っても過言ではありません。そして、都市・街の整備も大事です。耐震設計の住宅も少なく、地上の電線がくもの巣のように絡まり、そして狭い道路が複雑にある地域では避難もままならず、救急車も入れず、本当にいのちの保障はありませんでした。
これらは、政治と行政が真剣に考えなければならない重要課題です。
災害復旧後、もっとも重要なことは、被災者の方々の〝トラウマ〟に対するケアです。意外なことに、戦争・災害を受けて精神疾患の発病率が急増することはありません。
この疾患は常に人口の2~3%台です。むしろ、発病が多くなるのは、神経症です。「心のケア」、特に、高齢者・子どもに対する精神的な支援に力を注ぐべきです。
そのためにも、元気よく暮らせる環境づくりが大事ではないでしょうか。
科学や人間の知識がいくら前進しても、自然の力には「かよわい」存在であることをこれらの地震で私たちは学んだはずです。私「山口ゆう子」は、この街の安全で安心なくらしをしていくために「緊急事態はおきないのだ」という考えは捨て、人間のいのちと安全を第一にした街づくりを実現していきます。